NHKマイルカップでは牝馬は厳しいか?牝馬の成績一覧
回(年) | 馬名(性齢) | 着順 | 騎手 |
---|---|---|---|
第1回 (1996) |
ファビラスラフイン(牝4) | 14 | 藤田伸二 |
第2回 (1997) |
シーキングザパール(牝4) | 1 | 武豊 |
第2回 (1997) |
ホッコービューティ(牝4) | 17 | 熊沢重文 |
第2回 (1997) |
ダイワアンジェラ(牝4) | 18 | 江田照男 |
第3回 (1998) |
スギノキューティー(牝4) | 3 | 河内洋 |
第3回 (1998) |
フィールドフラワー(牝4) | 13 | 横山賀一 |
第3回 (1998) |
キュンティア(牝4) | 14 | 高橋亮 |
第4回 (1999) |
レッドチリペッパー(牝4) | 3 | 藤田伸二 |
第4回 (1999) |
サヤカ(牝4) | 12 | 柴田善臣 |
第5回 (2000) |
スイートオーキッド(牝4) | 5 | 横山典弘 |
第5回 (2000) |
ラヴィエベル(牝4) | 9 | 小野次郎 |
第5回 (2000) |
マルターズスパーブ(牝4) | 15 | 柴田善臣 |
第6回 (2001) |
サマーキャンドル(牝3) | 3 | 田中勝春 |
第10回 (2005) |
ラインクラフト(牝3) | 1 | 福永祐一 |
第10回 (2005) |
デアリングハート(牝3) | 2 | 後藤浩輝 |
第10回 (2005) |
コスモフォーチュン(牝3) | 15 | 井川勇蔵 |
第12回 (2007) |
ピンクカメオ(牝3) | 1 | 内田博幸 |
第12回 (2007) |
イクスキューズ(牝3) | 17 | 横山典弘 |
第13回 (2008) |
エイムアットビップ(牝3) | 13 | 松岡正海 |
第14回 (2009) |
グランプリエンゼル(牝3) | 3 | 内田博幸 |
第14回 (2009) |
ワンカラット(牝3) | 6 | 藤岡佑介 |
第15回 (2010) |
サウンドバリアー(牝3) | 13 | 内田博幸 |
第16回 (2011) |
フォーエバーマーク(牝3) | 8 | 吉田豊 |
第16回 (2011) |
ダンスファンタジア(牝3) | 15 | 北村宏司 |
第16回 (2011) |
クリアンサス(牝3) | 16 | 武豊 |
第17回 (2012) |
ハナズゴール(牝3) | 7 | 田辺裕信 |
第18回 (2013) |
ローガンサファイア(牝3) | 18 | 浜中俊 |
第19回 (2014) |
ホウライアキコ(牝3) | 5 | 和田竜二 |
第19回 (2014) |
ダンツキャンサー(牝3) | 7 | 藤田伸二 |
第19回 (2014) |
ベルルミエール(牝3) | 12 | 川島信二 |
第19回 (2014) |
アドマイヤビジン(牝3) | 14 | 四位洋文 |
第20回 (2015) |
アルビアーノ(牝3) | 2 | 柴山雄一 |
第20回 (2015) |
クールホタルビ(牝3) | 14 | 吉田豊 |
牝馬の天皇賞春における成績:【3-2-4-24】
NHKマイルカップにおける牝馬の成績は勝率9%、連対率15%、複勝率27%となっておりますが、この数字を高いと見るか低いと見るか?
過去の成績を見ても、牝馬の優勝は3回しかなく、馬券圏内に入った回数も7回、計8頭のみであり、確率でいえば約13%と、信頼度としては少々心許ない印象はあります。
牝馬があまり良い成績を残せていないのにはコース適正の問題があるのでは?と考えてみました。
東京競馬場の芝1600mは、とてもタフなコースとして有名で、スピードだけ押し切ることはとても難しく、アップダウンに対応するスタミナや、最後の直線に設けられた高低差2mにも及ぶ急な坂を乗り切るための底力などを要求されます。それは、過去の優勝馬の大半が、1800mを超える距離で勝ち星を上げていることからも分かります。
牝馬は、デビューから比較的短い距離のレースを使っているのでスタミナの裏付けが乏しく、また、牝馬同士のレースで好成績を挙げた馬が挑戦する傾向から、牡馬相手に怯まず善戦するのは難しいといえます。
しかし、牝馬で馬券圏内に入った馬の半分は二桁人気の馬です。NHKマイルカップというレース自体が人気薄の馬が激走するケースが多いので、高配当を期待して人気薄の牝馬から人気馬を絡めて狙うのも良いと思います。