【NHKマイルカップ2016】アーバンキッドの予想と見解
アーバンキッド(牡3、美浦)
生年月日:2013年03月04日
調教師:斎藤誠
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
通算成績:5戦1勝(1-3-0-1)
血統:父ハーツクライ、母コックニー
NHKマイルカップの予想・見解
アーバンキッドは新馬戦を快勝した後、2歳暮れの中山競馬場で行われたひいらぎ賞で、ドーヴァーのハナ差2着と惜敗しました。しかし、スタートでやや出負けしたほか、中山芝1600mにありがちな厳しい流れを後方から徐々に押し上げるなど、素質の片鱗を見せつける内容でした。
年明け初戦は同じ舞台のジュニアカップに格上げ挑戦し、再びスタートで後手を踏んだものの、勝ったダンツプリウスのハナ差2着と再び好走しました。前走のひいらぎ賞では前半800m通過が46秒とハイペースだったのに対し、ジュニアカップでは打って変わって48.1秒とスローペースになり、後方から追い上げるアーバンキッドには厳しい競馬だったことに違いありません。しかも、勝ち馬のダンツプリウスは後にニュージーランドトロフィーを制しており、単純な比較からアーバンキッドもまた重賞級であることは疑いの余地がありません。
続く阪神競馬場芝1600mのアーリントンカップでは、前2戦の敗戦から鞍上が積極的に先行策を取りましたが、これが逆に仇となりゴール前は失速、5着に敗れました。しかし、勝ち馬とのタイム差は無く原因もハッキリしているため、不安視する必要のない結果と言えます。
前走の毎日杯では、スローペースを好位でじっくりと追走、直線ではインコースから伸び、勝ち馬に迫るも2着と惜敗しました。勝ったスマートオーディンは皐月賞こそ回避しましたが、レベルの高いクラシック戦線を歩んでいる一頭です。
これまで戦って来た相手や、ペースに関係なく好走しているレースぶりから、アーバンキッドはNHKマイルカップでも中心になる一頭と言える存在です。
近3走の成績
ジュニアC(OP、中山・芝1600m)2016年01月05日 【2着】
1着 6-6 ショウナンアンセム(牡3)/大野拓弥/7番人気
2着 8-10 アーバンキッド(牡3)/F.ベリー/1番人気
3着 4-4 ダンツプリウス(牡3)/丸山元気/4番人気
アーリントンC(G3、阪神・芝1600m)2016年02月27日 【5着】
1着 4-6 レインボーライン(牡3)/M.デムーロ/4番人気
2着 7-12 ダンツプリウス(牡3)/丸山元気/9番人気
3着 8-15 ロワアブソリュー(牡3)/F.ヴェロン/7番人気
5着 6-10 アーバンキッド(牡3)/F.ベリー/1番人気
毎日杯(G3、阪神・芝1800m)2016年03月26日 【2着】
1着 8-10 スマートオーディン(牡3)/戸崎圭太/1番人気
2着 2-2 アーバンキッド(牡3)/石橋脩/4番人気
3着 5-5 タイセイサミット(牡3)/川田将雅/2番人気