【NHKマイルカップ2016】エクラミレネールの予想と見解
エクラミレネール(牝3、美浦)
生年月日:2013年02月11日
調教師:高橋裕
馬主:岡田牧雄
生産者:岡田スタッド
通算成績:8戦2勝(2-0-2-4)
血統:父マツリダゴッホ、母シャトーサウザンド
NHKマイルカップの予想・見解
エクラミレネールは、NHKマイルカップに出走予定の数少ない牝馬です。ニュージーランドトロフィーで3着に入っており、穴候補の一頭と見られています。
父マツリダゴッホは中山巧者として活躍し、東京競馬場での成績は良くありませんでしたが、産駒も重賞実績に関しては東京より中山に偏っており、血統面ではマイナスと言わざるを得ません。
エクラミレネールの初勝利は2歳秋の東京競馬場芝1400mでしたが、スローペースを先行しそのまま押し切ったものでした。ラスト3Fだけの先行馬有利の瞬発力勝負と捉えることができ、決して東京巧者と言える内容ではありません。
ひいらぎ賞ではスタートからハナに立ち、激しい先行争いから800mの通過が46秒とハイペースになったため7着と敗れました。しかし、続く牝馬限定の500万下特別菜の花賞では、好位を無理のないペースで追走、後にクイーンカップで2着となったフロンテアクイーンを押さえて快勝し、適応力の高さを垣間見せました。
NHKマイルカップと同じ舞台で行われたクイーンカップでは、メジャーエンブレムの刻むハイペースのラップを追走するのが精一杯で7着に敗退し、G1級が相手では力が足りないのは否めません。
一方、桜花賞トライアルのアネモネステークスでは、積極的に先行して4着に敗れましたが、週中の雨の影響が残る馬場や、当日のホームストレッチでの向かい風の影響を考慮すれば、評価できる内容だったと言えます。
前走のニュージーランドトロフィーでは牡馬相手に3着と善戦するなど成長も窺えることから、立ち回り次第では穴の一端を担う可能性もあります。前走は主戦騎手であった内田博幸騎手から北村宏司騎手へと乗り替わりで好走していますが、今回も乗り替わりで大野拓弥騎手へと変わる可能性があります。テキの不安は拭いきれませんが、テン乗りで牡馬相手に善戦した前走を評価するなら今回も侮れませんね。
近3走の成績
デイリー杯クイーンカップ(G3、東京・芝1600m)2016年02月13日 【7着】
1着 3-6 メジャーエンブレム(牝3)/C.ルメール/1番人気
2着 1-2 フロンテアクイーン(牝3)/蛯名正義/7番人気
3着 2-3 ロッテンマイヤー(牝3)/S.フォーリー/6番人気
7着 6-12 エクラミレネール(牝3)/内田博幸ー/11番人気
アネモネS(OP、中山・芝1600m)2016年03月12日 【4着】
1着 6-11 チェッキーノ(牝3)/柴山雄一/3番人気
2着 8-16 アッラサルーテ(牝3)/石橋脩/14番人気
3着 5-10 ペプチドサプル(牝3)/古川吉洋/2番人気
4着 6-12 エクラミレネール(牝3)/内田博幸/6番人気
ニュージーランドトロフィー(G2、中山・芝1600m)2016年04月09日 【3着】
1着 3-5 ダンツプリウス(牡3)/丸山元気/2番人気
2着 4-8 ストーミーシー(牡3)/江田照男/14番人気
3着 2-4 エクラミレネール(牝3)/北村宏司/12番人気